頭蓋内圧亢進(とうがいないあつこうしん)
頭蓋内圧亢進とは、頭蓋内の病変により頭蓋内圧が亢進した状態をさす。
傾向と対策
頭蓋内亢進の①原因や②病態、③症状を整理しておこう!
よくわかる解説
頭蓋内圧亢進とは、脳出血や脳腫瘍などの病変により頭蓋内の体積が増大することで、頭蓋内圧が亢進した状態をさす。頭蓋内圧亢進がさらに進行すると、脳ヘルニアに至る。臥位での成人において60~150mmH2Oである。
頭蓋内圧亢進症状には、徐脈や頭痛、嘔吐、乳頭浮腫、意識障害などがある。
頭蓋内圧亢進の代償期には、次のような症状がある。
・延髄の呼吸中枢の障害による、呼吸数低下。
・視床下部にある体温中枢の障害による、体温上昇。
・脳血流量の減少を補うために収縮期血圧が上昇。同時に迷走神経反射が発生し、徐脈になるため脈圧は増大する。
頭蓋内圧亢進症状には、徐脈や頭痛、嘔吐、乳頭浮腫、意識障害などがある。
頭蓋内圧亢進の代償期には、次のような症状がある。
・延髄の呼吸中枢の障害による、呼吸数低下。
・視床下部にある体温中枢の障害による、体温上昇。
・脳血流量の減少を補うために収縮期血圧が上昇。同時に迷走神経反射が発生し、徐脈になるため脈圧は増大する。
頭部を15~30度拳上(ファウラー位)にすることで脳の静脈環流が促進されるため、頭蓋内圧亢進を抑えることができる。
浸透圧利尿剤による利尿作用は循環血液量を下げる働きがあり、血漿浸透圧を高め脳組織から水分を血管へと移動させることで頭蓋内圧は低下する。
血中酸素濃度が上昇することで、頭蓋内圧は低下する。(低酸素血症だと循環血液量を増加させる働きが生じて頭蓋内圧を亢進する)
浸透圧利尿剤による利尿作用は循環血液量を下げる働きがあり、血漿浸透圧を高め脳組織から水分を血管へと移動させることで頭蓋内圧は低下する。
血中酸素濃度が上昇することで、頭蓋内圧は低下する。(低酸素血症だと循環血液量を増加させる働きが生じて頭蓋内圧を亢進する)
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