看護の統合と実践|看護師国家試験問題
第107回国家試験 午前113
次の文を読み〔問題112〕、〔問題113〕、〔問題114〕の問いに答えよ。
Aさん(38歳、男性)。23時ころ、徒歩で来院した。Aさんは胸を押さえ苦しそうに待合室で座っており、救急外来の看護師が声をかけると、Aさんは日本語を少し話すことができ、外出中に急に胸が痛くなったと話した。Aさんは英語は話せないようだった。Aさんは日本語学校の学生であり、Aさんの指定した番号に電話したところ、Aさんの妻につながり、日本語でのコミュニケーションが可能であった。妻は1 時間後に病院に到着できるということだった。この病院には、夜間にAさんの母国語を話せる職員はいなかった。
〔問題113〕
Aさんの妻が、Aさんの国民健康保険証を持って救急外来に到着した。妻から聴取した情報によると、Aさんは特に既往はないが、時々頭痛があり、母国で市販されていた鎮痛薬を常用していたとのことであった。心電図でST上昇が認められ、Aさんと妻は、医師から「入院して冠動脈造影〈CAG〉を受けないと命の危険があるかもしれない」と説明を受けた。しかし、Aさんは「たくさんの費用は支払えないし、学校を休むのが心配だ」と検査を受けることを拒んだ。このときの救急外来の看護師の説明で優先されるのはどれか。
第113回国家試験 午前120
次の文を読み118~120の問いに答えよ。
Aさん(44歳、男性)は、午前9時に発生した震度5強の地震で自宅の2階から慌てて逃げる際に階段から転落した。午前9時30分、Aさんは殿部に激しい痛みが出現し動けなくなったため、救急車で搬送され入院した。
身体所見:体温 36.8で、呼吸数22/分、頻脈100/分、血圧 76/38 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度<Sp02>95 % (room air)。
検所見:赤血球 300万/μL、Hb9.0g/dl、CRP0.3mg/dl、Na 140 mEq/L、K4.0mEq/L、濃縮尿、尿比重1.020、尿潜血(+)。
Bさんは、歩行が困難であったため入院したが、検査の結果、頭部の打撲のみで他に身体的な問題を認めなかった。日中は眠っていることが多く、夕方になると落ち着かなくなり、大声で家族を呼んだり、家に帰ろうとすることがあった。入院4日後、Bさんは少しずつ歩けるようになり、退院が決まった。自宅が半壊状況のため、福祉避難所に行くことになった。一緒に福祉避難所に行くAさんの妻(42歳)は看護師に「義母は、入院前は大声を出すことはありませんでした。避難所で人に迷惑をかけるのではないかと心配です」と相談した。看護師のBさんに関する助言内容で適切なのはどれか。
第103回国家試験 午後78
国際連合児童基金〈UNICEF〉の報告(2017年)による5歳未満児の死亡率が最も高い地域はどれか。【出題103回:国連の「死亡率推計に関する機関間グループ(IGME)」が発表した新たな報告書(2018/09)にあわせて改変】
第103回国家試験 午前118
次の文を読み〔午前問題118〕、〔午前問題119〕、〔午前問題120〕の問いに答えよ。
Aさん(65歳、男性)は、大動脈弁狭窄症で大動脈弁置換術が実施された。術後2日、Aさんは集中治療室に入室中である。Aさんは中心静脈ライン、心嚢・縦隔ドレーン、胸腔ドレーン、動脈ライン、3本の末梢静脈ライン、膀胱留置カテーテルが挿入されている。Aさんの意識は清明で、呼吸状態、循環動態は安定しているが、挿入されているライン類を気にする様子がみられる。
〔午前問題118〕
ライン類の抜去事故を予防するための看護師の対応として最も適切なのはどれか。
第103回国家試験 午前78
日本における政府開発援助〈ODA〉の実施機関として正しいのはどれか。
第103回国家試験 午後77
災害の慢性期(復興期)における避難所内の看護師の役割で最も適切なのはどれか。
第107回国家試験 午後68
紙カルテと比較したときの電子カルテの特徴として正しいのはどれか。
第106回国家試験 午後63
災害医療におけるトリアージについて正しいのはどれか。
第111回国家試験 午後113
次の文を読み112〜114の問いに答えよ。
Aさん(65歳、女性、要支援1)は1人暮らし。慢性心不全で定期的に外来受診していた。下肢の浮腫と息切れを自覚し、心不全の増悪があると診断されて入院となった。入院治療によって、両下肢に軽度の浮腫はあるが歩行による息切れは消失し、退院することになった。Aさんは退院後の生活について「近くのスーパーに歩いて買い物に行くのが楽しみですが、息切れが心配です。何に気をつけたらよいですか」と病棟看護師に話した。
問題113
退院後、心不全の増悪を予防する目的で訪問看護を週に1回利用することになった。A さんは夕方に下肢の浮腫が悪化するのを気にしており、訪問看護師に助言を求めた。
訪問看護師の A さんへの助言で適切なのはどれか。
第105回国家試験 午後36
Aさん(56歳、男性)は、脳梗塞の後遺症のためにリハビリテーションをしている。食事中に箸がうまく使えずイライラしている。この状況で看護師が最も連携すべき専門職はどれか。
第114回国家試験 午前119
次の文を読み 118~120の問いに答えよ。
Aさん(64歳、男性、外国籍)は、1年前に日本に移住し、娘(36歳、会社員)と娘夫(42歳、会社員、日本人)と3人家族である。 娘の夫は海外に長期出張中で、娘は日本語での簡単な日常会話はできるが、Aさんはほとんど日本語が理解できない。
Aさんは、2か月前から時々腰痛があり、市販薬で様子を見ていたが、徐々に腰痛が強くなり、娘に付き添われて受診した。 検査の結果、肺癌と診断され、胸膜と腰椎への転移が見つかり、疼痛コントロールの目的で入院した。
入院後、医療従事者との日常会話は、電子端末による翻訳を活用している。疼痛に対しては、モルヒネ徐放製剤の内服が開始され、レスキュードーズとして、モルヒネ速放製剤の内服が指示されている。激しい腰痛が1日に数回あるが、レスキュードーズを使いたくないと話し痛みを我慢している。
看護師の対応で優先度が高いのはどれか。
第104回国家試験 午後75
災害発生後、避難先の体育館で生活を始めた高齢者への対応で最も適切なのはどれか。
第106回国家試験 午前72
Aさん(32歳、女性)は小児専門の病院に勤務していたが、国際保健医療協力プログラムで中央アフリカ地域の州事務所に母子保健担当の看護師として派遣された。この地域は長く紛争が続き、母子の健康状態が不良と聞いた。Aさんが現地で最初に行う業務はどれか。
第108回国家試験 午後69
病院では、育児中の時短勤務、夜勤専従、非常勤など多様な労働時間や雇用形態の看護師が働いている。看護管理者が行うマネジメントで最も優先するのはどれか。
第113回国家試験 午後70
Aさん (55歳、虚血性心疾患)は4人部屋に入院している。 Aさんは緊急で心臓カテーテル検査を行うことになった。日動の担当看護師がAさんの検査のために訪室すると、同室の右片麻痺のあるBさん(80歳、脳出血)からトイレに行きたいと声をかけられた。
このときの看護師の行動で適切なのはどれか。
第114回国家試験 午前77
避難所生活において、身体活動が低下し続けている高齢者に最も起こりやすいのはどれか。
第104回国家試験 午後118
次の文を読み〔午後問題118〕、〔午後問題119〕、〔午後問題120〕の問いに答えよ。
Aさん(37歳、女性)は、アジアの出身で1か月前に日本人の夫(40歳)と娘(12歳)とともに日本に移住した。母国語以外に簡単な言葉であれば日本語と英語は理解できる。Aさんは、胸のしこりに気付き1週前に受診し、検査の結果、乳癌と診断された。今後の治療について説明を受けるため外来を受診する予定である。夫から「仕事が忙しく説明に立ち会えない。妻は日本語が上手く話せないがどうしたらいいですか」と電話があった。
〔午後問題118〕
このときの夫への対応で最も適切なのはどれか。
第105回国家試験 午後64
看護基準の目的で最も適切なのはどれか。
第111回国家試験 午前118
次の文を読み118〜120の問いに答えよ。
Aさん(28歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。Aさんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「Aさんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症と診断されて入院となった。入院時、Aさんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。
問題118
入院当日に看護師が行う情報収集で最も優先するのはどれか。
第113回国家試験 午前72
A君 (4歳 男児) は地震による災害のため体育館に両親と避難し、 2週後に仮設住宅に移動した。 その後1か月経過したころから、A君はわざと机や椅子をガタガタ揺らしながら 「地震だ、逃げろ」 などと騒いで遊んでいた。 母親は仮設住宅に巡回に来ていた看護師に 「Aの遊びにどのように対応したらよいでしょうか」と相談した。
看護師の母親への説明で適切なのはどれか。