血漿(けっしょう)

血漿とは、血液の液体成分の一つ。

傾向と対策

血漿に含まれる①成分②保管方法を整理して覚えよう!
また、③血液型の決定に関しても、併せておさえておこう!

よくわかる解説

成分

血漿は、血液中の液体成分で、代表的な等張液には、5%ブドウ糖液生理食塩水塩化ナトリウムを0.9%含有する食塩水)がある。
成人の体液に占める割合は体重の5%程度であり、血漿量の低下は脱水状態を示す。
なお、肝臓アルブミンをはじめとする血漿蛋白質が合成されており、血漿タンパクには、浸透圧維持・運搬を行うアルブミンや、免疫機能を担うグロブリン、血液凝固因子のフィブリノゲンなどが含まれている。


保管方法

また、血液凝固因子の欠乏による出血及び出血傾向に使用される新鮮凍結血漿は、冷凍保存(-20℃以下)する。


血液型の決定

A型のヒトの血漿には抗B抗体があるが、これは生後3∼6ヵ月から産生され始める。一方、B型のヒトの血漿には抗A抗体が、O型のヒトの血漿には両方の抗体がある。AB型のヒトの血漿にはこれらの抗体がない。

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利