第104回看護師国家試験 午後95

第104回国家試験 午後95

次の文を読み〔午後問題94〕、〔午後問題95〕、〔午後問題96〕の問いに答えよ。

Aさん(65歳、男性、会社員)は、午後2時、会議の最中に急に発語しづらくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時、ジャパン・コーマ・スケールⅠ‐3、瞳孔径は両側2.0mm。呼吸数18/分、脈拍60~80/分、不整で、血圧176/100mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後4時、Aさんの頭部CT所見で特に異常は認められなかったが、MRIの所見では左側頭葉虚血性の病変が認められた。

〔午後問題95〕
Aさんは心原性の脳梗塞と診断され、入院後に治療が開始された。入院後5日、意識レベルがジャパン・コーマ・スケールJCS〉Ⅱ‐30まで低下した。頭部CTで出血性梗塞と脳浮腫とが認められ、気管内挿管人工呼吸器管理を行い、マンニトールを投与してしばらく経過をみることになった。この時点の看護で適切なのはどれか。2つ選べ。