MRI検査（えむあーるあいけんさ）

MRIは、強力な磁力を用いて断層画像を撮影する検査であり、病変の広がりを調べるために行われる。MRI検査の結果をもって手術療法や放射線療法などの治療方針を検討することがある。
MRI検査はCTなどのように放射線や造影剤を使用することが通常は無いため、低侵襲な検査であり、検査前の飲食制限もないが、頭部MRI検査で造影剤を使用する場合は、副作用により嘔吐、誤嚥する危険性があるため検査前4時間は飲食制限する。
頭部MRI検査は、クモ膜下出血や脳出血、脳梗塞など頭部の病変が疑われる時に実施される検査である。
MRI撮影の際の注意点としては、検査中に手足を動かしてしまうと鮮明な画像が撮れなくなるため安静にしている必要があること、強力な磁気を使用するため使い捨てカイロや補聴器は使用禁止などが挙げられる。