ジャパン・コーマ・スケール(じゃぱんこーますけーる)

ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、意識レベルの評価方法の一つ。

傾向と対策

ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は国家試験に頻出のため、それぞれの評価項目を正確に答えられるようにしておこう!

よくわかる解説

ジャパン・コーマ・スケールでは、呼びかけや痛み刺激に対する反応によって、覚醒状態と認知機能を評価し、意識レベルを判定する。評価方法にはJCSGCSがあるが、急性期の意識障害ではJCSが用いられる。

JCSⅠレベル

JCSⅠレベルは、刺激しなくても覚醒している状態で、1桁で表現される。
0:意識清明の状態
Ⅰ-1:だいたい意識清明ではあるが、今ひとつはっきりしない
Ⅰ-2:場所や時間、日付が分からないなどの見当識障害がある
Ⅰ-3:自分の名前・生年月日が言えない


JCSⅡレベル

JCSⅡレベルは、刺激すると覚醒し、刺激を止めると眠り込む状態であり、2桁で表現される。
Ⅱ-10:通常の呼びかけに対して簡単に開眼する
Ⅱ‐20:大きな声または体をゆさぶることにより開眼する
Ⅱ‐30:痛み刺激を加え呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する


JCSⅢレベル

JCSⅢレベルは、刺激をしても覚醒しない状態で、3桁で表現される。
Ⅲ‐100:痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
Ⅲ‐200:痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる
Ⅲ-300:痛み刺激に全く反応しない状態で、JCSで表す意識レベルのうち、最も悪い状態である。

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