気管支喘息(きかんしぜんそく)
気管支喘息とは、気道の炎症により気道狭窄をきたす疾患。
傾向と対策
気管支喘息が起こる①原因と②治療方法、③重症度の判別基準について、覚えよう!
また、気管支喘息発作時の④緊急時の対応方法や、⑤日常生活上の注意のポイントについても合わせて確認しておこう!
また、気管支喘息発作時の④緊急時の対応方法や、⑤日常生活上の注意のポイントについても合わせて確認しておこう!
よくわかる解説
気管支喘息は閉塞性換気障害を特徴とし、アレルギー反応やウイルス感染が原因となる。
喘鳴(ぜんめい=呼吸するとヒューヒューといった音が鳴ること)や呼吸困難、呼気延長などの症状が特徴。気道の狭窄により一気に呼気を吐き出すことが困難なため、1秒率は顕著に低下する。
喘鳴(ぜんめい=呼吸するとヒューヒューといった音が鳴ること)や呼吸困難、呼気延長などの症状が特徴。気道の狭窄により一気に呼気を吐き出すことが困難なため、1秒率は顕著に低下する。
気管支喘息の治療
・気管支喘息の治療薬であるテオフィリンは、有効安全域が狭く、併用薬など様々な要因によって変化するため、血中濃度のモニタリングが必要である。
・吸入ステロイド薬は微量であり気管支に直接作用するため、経口ステロイド薬より副作用が少ない。
・吸入後、口腔内や咽頭に薬剤が残存するため、口腔内違和感を感じることがある。嗄声、カンジダ症の予防に、吸入後の含嗽は必須である。
・発作時の第一選択薬は、気管支拡張作用がある吸入β2刺激薬である。β刺激薬は短時間で作用が発現し、吸入での使用により即効性が期待できる。
・発作時は、横隔膜や呼吸補助筋を効率よく使える起坐位が有効である。
重症度の分類
臨床医症状とSpO2値で総合的に判断する
・小発作:苦しいが横になれる、SpO2≧96%
・中発作:苦しくて横になれない、91<SpO2≦95
・大発作:歩けない・話せない、SpO2≦90%
・重篤な発作:意識がない・呼吸がない、SpO2≦90以下でチアノーゼ・意識障害・呼吸減弱を伴うものは重篤。
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