起坐位(きざい)

起坐位とは、上体を起こしてテーブルや机にもたれかかるように座らせた姿勢。

傾向と対策

起坐位の①メリット②デメリット、起坐位の③消費エネルギーと合わせて覚えておきましょう!

よくわかる解説

起坐位とは

座位より少し前かがみになった姿勢で、テーブルや机などに枕やクッションをおいて、寄り掛かりやすく座らせた姿勢である。
なお、起坐呼吸とは、左心不全の主要徴候であり、呼吸困難が臥位で増強し起坐位で軽減する臨床的徴候である。
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メリット

1)心不全の場合は、起坐位になることで、下半身に血液が向かい、静脈還流量が減少するため、心臓の負荷が軽減される。
2)喘息など呼吸困難時は、起坐位横隔膜を下げ、呼吸補助筋を効率よく使える為、呼吸を楽にすることができる。
3)患者のエネルギー消費量は、仰臥位よりも起坐位のほうが多い。


デメリット

血圧の変動を招く為、くも膜下出血などの後は、再出血のリスクを高めてしまう為、起坐位よりも臥位での安静を保つ。

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