1→
肺塞栓症は
血栓などが
静脈から
肺動脈にいたり、
肺動脈を閉塞した状態を言う。主な原因に下肢の骨折、手術、妊娠・出産、
心疾患(
心房細動)、長期臥床、長時間の同一
体位などがある。
突発に発症する片側だけの
胸痛と
呼吸困難が主訴である。
4→
心タンポナーデは心嚢内に液体が貯留することにより心膜腔内圧が上昇し、心臓が圧迫されて拡張期充満が障害された結果、
心拍出量が低下した状態である。
主な症状として、
胸痛、
呼吸困難、
チアノーゼ、
静脈圧の上昇、気脈などがある。
ドレーンからの排液が減少していることから効果的なドレナージが行われておらず、心嚢液が貯留している可能性がある。