傾向と対策
冠動脈の①部位や②特徴と心筋梗塞との関係性をおさえておこう!
よくわかる解説
部位
冠動脈は心臓の心臓の壁面に走る太い栄養血管で、心臓自身を栄養する血管である。
冠動脈は動脈間の吻合(血管どうしのつながり)がない終動脈のため、閉塞した場合に心筋梗塞をきたす。
冠動脈の血流が狭窄し心筋に送り込まれる血液が不足すると狭心症となり、冠動脈が中断され止まって通じなくなり心筋が壊死することを心筋梗塞と呼ぶ。
その他
冠動脈の狭窄や閉塞を評価するには、心臓カテーテル検査、冠動脈造影〈CAG〉が行われる。
狭窄時の治療として鼠径部の大腿動脈、または手首の橈骨動脈より穿刺し、カテーテルを挿入し狭窄部位を拡張したのち、ステントを留置する経皮的冠動脈形成術(PCI)がある。