傾向と対策
血液循環の流れを図で説明できるようにしておこう!
胎児循環についても問われるため、答えられるようにしておこう!
よくわかる解説
肺動脈は、心臓の右心室から肺へ静脈血を送る役割を持つ動脈。
胎児循環では、肺呼吸をしていないため大動脈と肺動脈の間にある動脈管(ボタロー管)という血管がある。出生とともに閉鎖する。肺動脈は血流抵抗が高く、血流量も少ない。胎児の場合も肺動脈を流れる血液の酸素含有量は少ない。
肺動脈は、下肢の静脈血栓によって塞栓が起こる可能性がある。その血栓が剥がれ、血流に乗って心臓に運ばれ、心臓から送り出されると肺動脈を閉塞させることがある。
脱水・長期臥床・飛行機内での長時間の同一姿勢(ロングフライト症候群)などが原因である。