1→
痛風は
尿酸代謝異常で生じる関節炎であり、
ケトン体産生とは直接関係しない。肥満・急激な減量でケトーシスが併発することはあるが、
痛風そのものが尿ケトン陽性を起こす疾患ではない。
3→
インスリン作用不足でブドウ糖利用が障害されると脂肪が分解され、アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸などの
ケトン体が大量産生され尿中に排泄される(ケトン尿)。
糖尿病性ケト
アシドーシスの重要所見。
4→
ネフローゼ症候群の主症状は大量
蛋白尿・低
アルブミン血症・
浮腫であり、ケトン尿は特徴的所見ではない。国試でも「陽性にならない」選択肢として扱われる。