ネフローゼ症候群(ねふろーぜしょうこうぐん)
ネフローゼ症候群とは、様々な原因で尿中にたんぱく質が流出することによって浮腫などの症状が出現すること。
傾向と対策
ネフローゼ症候群の①治療に関して過去に出題されています。合わせて②症状や③日常生活指導についても知っておこう。
よくわかる解説
ネフローゼ症候群とは、様々な原因で尿中にたんぱく質が流出してしまうことにより、血液の透過性が上がり血管内から細胞内へ水分の移動が起こり、浮腫などが出現する症状である。重度の場合では皮下組織への浮腫以外にも、肺や心臓など重要臓器にも浮腫(うっ血肺)が起こることもある。
ネフローゼ症候群のうち、糖尿病や自己免疫疾患など全身性疾患が原因で起こるものを二次性ネフローゼ症候群と言い、明らかな原因がないものを一次性ネフローゼ症候群と言う。
ネフローゼ症候群のうち、糖尿病や自己免疫疾患など全身性疾患が原因で起こるものを二次性ネフローゼ症候群と言い、明らかな原因がないものを一次性ネフローゼ症候群と言う。
治療は、まず浮腫の改善のために塩分制限や利尿コントロールが行われる。低たんぱく血症においては高コレステロール血症となることも多く、コレステロールに対する薬剤療法も行われることが多い。
重症例ではステロイドなどの免疫抑制剤を使用する他、ステロイドパルス療法が行われることもある
ネフローゼ症候群の診断基準は、尿蛋白量、低蛋白血症、高脂血症、浮腫の4つであり、成人と小児では診断基準が異なる。
成人の場合の診断基準は、
尿蛋白量:1日の尿蛋白量が3.5gを持続する
低蛋白血症:血清総蛋白量が6.0g/dl以下(血清アルブミン量3.0g/dl以下)
高脂血症:血清総コレステロール値250mg/dl以上
浮腫:あり
重症例ではステロイドなどの免疫抑制剤を使用する他、ステロイドパルス療法が行われることもある
ネフローゼ症候群の診断基準は、尿蛋白量、低蛋白血症、高脂血症、浮腫の4つであり、成人と小児では診断基準が異なる。
成人の場合の診断基準は、
尿蛋白量:1日の尿蛋白量が3.5gを持続する
低蛋白血症:血清総蛋白量が6.0g/dl以下(血清アルブミン量3.0g/dl以下)
高脂血症:血清総コレステロール値250mg/dl以上
浮腫:あり
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