血清(けっせい)

血清とは血液から血液凝固因子を取り除いたものである。血液が凝固した時にできる上澄の部分で淡黄色の液体ある。

傾向と対策

①血漿との違いは把握しておこう。また、血清を用いた②血液検査で解ることを改めてチェックしておこう。

よくわかる解説

血漿との違い

血清とは血液から血液凝固因子(フィブリノーゲン、プロトロンビンカルシウムイオンなど)を取り除いたもので、血液が凝固した時にできる上澄の部分である。淡黄色の液体。
血漿は凝固因子を含み、凝固剤を入れた試験管の中に血液を入れた場合に上澄となっている部分である。


血液検査で解ること

血清には1dL当り7〜8g、100種類以上のタンパク質が含まれており、主成分はアルブミングロブリンなどのタンパク質脂質も含む。グロブリンはさらにα1、α2、β、γにわけられる。膠質浸透圧の維持に重要な役割を果たしている。
おもに生化学検査、免疫検査などに用いられる。
血清タンパク質同化異化・体外への喪失により変動し、肝機能低下により合成も低下するため低値を示す。

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