肝機能(かんきのう)
肝機能は、肝臓が正常に動いているかどうかを判断する基準のこと。
傾向と対策
肝機能を①評価する指標とその②基準値を答えられるようにしよう!
また、肝機能障害を引き起こす③原因疾患についてもおさえておこう!
また、肝機能障害を引き起こす③原因疾患についてもおさえておこう!
よくわかる解説
指標
肝機能を評価する血液検査項目としてASTとALT、γーGTP(ガンマ グルタミル トランス ペプチダーゼ)が用いられる。
AST、ALTは肝臓の細胞に多く含まれ、細胞が壊れたときに血液中に出てくる酵素であり、この値が高いことは肝臓の細胞が壊れていることを示す。
γ-GTPはアルコール性肝障害の指標として用いられる。
原因疾患
1)アルコール性肝機能障害・胆道の圧迫や閉塞・肝硬変・慢性肝炎などのときに肝機能指標値が上昇する。
γ-GTPだけが基準値を超えて高いときには、アルコールが原因の肝障害、又はすい臓疾患の可能性があり、GOT・GPTなども高い値ならアルコール性肝障害以外の肝臓の病気が考えられ、詳しい検査が必要となる。
2)抗甲状腺ホルモン薬の副作用に肝機能障害がある。
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