ALT(えーえるてぃー)

ALT(GPT)は、肝機能を評価する指標の一つ。

傾向と対策

ALTの①基準値やどのような疾患の②指標なのかを覚えよう!

よくわかる解説

基準値

ALT値(GPTともいう)は、AST値(GOT)とともに、肝機能を評価する指標のひとつ。
(国際命名基準によりASTALTと表記されることが多い)
ALT(アラニントランスアミナーゼ)は、肝臓に多く存在するアミノ基転移酵素で、肝障害による細胞の変性、壊死によって血液中に流出し、値が上昇する。
基準値は、5~30U/L(ユニットパーリットル)である。
ASTALTが100U/L以上であれば肝炎の可能性が高く、早急な治療が必要な目安である。


疾患

ALT(アラニントランスアミナーゼ)は肝臓の細胞だけに含まれている為、ALTが基準値より高い場合は、急性肝炎慢性肝炎、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害肝硬変、脂肪肝などを疑う。特に急性肝炎では、AST同様200~300単位といった高い検査値になることもある。

ちなみに、AST肝臓の細胞以外にも心臓の筋肉や手足の筋肉、血液の赤血球のなかにもあるの為、肝疾患以外の心筋梗塞でも高値を示すことがあるが、ALT心筋梗塞時でも正常値を示す。

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