傾向と対策
赤血球の①働きと②解剖生理について、復習しておこう!
よくわかる解説
赤血球は、細胞内にヘモグロビンを含んでおり、肺から得た酸素を取り込んで、体の隅々の細胞に運び供給する役割を担っており、貧血・多血症の指標となる。
解剖生理
赤血球数は、男性では1マイクロリットルのなかに400~550万/μℓ、女性では350~500万/μℓ。
溶血性貧血や大出血の際に末梢血液中に増加する為、骨髄における赤血球産生の指標となり、貧血の診断に用いられる。
その他
未熟な赤血球細胞である赤芽球が脱核し、網赤血球を経て赤血球となる。
網赤血球は、赤芽球から細胞核が脱核した直後の未成熟な細胞で、成熟赤血球に分化する一段階前の幼若な細胞である。
成熟赤血球は、網赤血球が産生より1~2日経過した細胞で、全身の組織への酸素供給に関与する。