傾向と対策
アルカローシスとの違いもあわせて①症状を覚えておこう!
よくわかる解説
アシドーシスとは、血液のpHが7.35を下回った状態で、酸塩基平衡を酸性側に傾けようとする状態をいう。
動脈血炭酸ガス(PaCO2)が高値となる呼吸性アシドーシス、重炭酸イオン(HCO3−)が減少する代謝性アシドーシスがある。
症状
呼吸性アシドーシスの症状では、頭痛や錯乱がよくみられ、呼吸は浅く、遅くなり、通常では血液検査でpHが正常範囲を下回る。
代謝性アシドーシスの症状では、吐き気、嘔吐、疲労がよく起こるほか、呼吸が通常より速く、深くなる。