尿酸(にょうさん)
尿酸とは、プリン体が分解された最終産物のこと。
傾向と対策
尿酸が①指標となる疾患や②関与する臓器、③正常値、④高尿酸血症を引き起こす要因を整理しておこう!
よくわかる解説
関与する臓器
プリン体は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で、動植物の細胞内にあるもので、食品から体内に入ります。
細胞には遺伝情報を伝える核酸という物質がありますが、核酸の構成成分がプリン体であり、肝臓での新陳代謝の過程でこの核酸からプリン体が産出されます。
プリン体は肝臓で分解され尿酸となり、腎機能により尿中に排泄されます。
よって、尿酸は、プリン体が肝臓で分解された後の燃えカスです。
上記の理由により、尿酸は主に肝臓で産生されるため、肝機能が低下すると血中の尿酸値は低下するし、腎機能が低下すると血中の尿酸値は上昇する。
正常
7.0mg/dL以下を基準値内とする。
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年度別