化学療法(かがくりょうほう)

化学療法とは、抗癌剤などを用いて癌細胞の増殖抑制や破壊を行う、がんの治療法の一つ。

傾向と対策

化学療法の①適応②副作用③看護ケアのポイント④家族看護などについておさえておこう!
状況設定問題によく出題される傾向なので、⑤がん患者の看護⑥がん患者へのインフォームドコンセントに関する分野も併せてまとめておこう!

よくわかる解説

がんの治療には、化学療法、手術療法、放射線療法があり、化学療法は単独で行う場合や、手術療法などと組み合わせて行う場合がある。
悪心・嘔吐、口内炎、脱毛、骨髄抑制等の副作用にはは個人差がある。また、化学療法が効いているか否かは無関係である。

通常、化学療法による口内炎は、副作用の中でも比較的早く出現する副作用で、5日~7日前後で見られることが多く、脱毛が見られるのは、薬剤投与開始から2~3週間ごろである。
化学療法の副作用に骨髄抑制があり、白血球の一種であるリンパ球も減少するため易感染状態である。

化学療法による腎障害を予防するためにも、通常通り2000(mL/日)程度の水分補給は必要である

骨髄抑制では、白血球好中球減少による感染、血小板減少による出血傾向赤血球減少による貧血症状が見られる。骨髄抑制の副作用が出現している可能性がある時は体温のセルフモニタリングするよう指導する。

食道癌の治療では、放射線単独で治療するよりも抗癌剤を併用した化学放射線治療の方が、治療成績が良く、治療期間の目安は6~8週間である。

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利