傾向と対策
骨髄抑制が起こる①原因、骨髄抑制により生じる②病態・病状を覚えておこう!
よくわかる解説
原因
骨髄抑制は、抗癌剤などでみられる副作用の一つである。
抗癌薬は、細胞分裂の活発な組織を攻撃するため、骨髄、消化管、毛根等の組織が障害され様々な副作用が現れる。抗癌薬の副作用はこの他にも、検査で肝障害、腎障害などが確認される場合が多い。
病態・病状
骨髄抑制が起こると、造血幹細胞の増殖が抑制される。そのため、①白血球減少による易感染、②赤血球減少による貧血、③血小板減少による出血傾向を呈す。