血小板(けっしょうばん)

血小板は、血液中の成分のひとつで、出血の際の止血や血液凝固機能に関与する。 

傾向と対策

血小板の①基準値②働きをまとめて特徴をひろっておこう。

よくわかる解説

基準値

基準値:15~40万/μL



血小板の数が少なすぎたり、働きや機能に異常があると出血傾向になる。一方、血小板の数が多すぎると血栓症を呈しやすく心筋梗塞脳梗塞の原因となる。


働き

血小板は、一次止血に関与しており、出血の際の損傷部位への血小板凝集による血栓形成など一次止血や血液凝固機能に関与する。
また、血管内皮細胞を正常に維持するための物質を供給する働きももつ。そのほかにも、炎症反応、免疫反応、感染防御、動脈硬化、癌転移や発育などの生体反応に深くかかわっているとされる。


その他

老朽化した血小板は脾臓で破壊されるため、血小板の1/3は脾臓に分布している。

ちなみに、輸血血液の扱いでは、血小板の保存の際は娠とうさせる必要があり、20℃~24℃で保存し、採血後72時間以内に使用しなければならない。

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