炎症とは、細胞や組織に傷害を与えるような刺激に対して起こる生体の防御反応のこと
傾向と対策
よくわかる解説
炎症が起こると、白血球やタンパク分解酵素、細胞成長因子などが滲出液として血管から遊走し、炎症部位に溜まり腫脹を引き起こす。
炎症の徴候として用いられるガレノスの5徴候は、 1)発赤 2)腫脹 3)発熱(局所の熱感) 4)疼痛 5)機能障害
炎症の指標として用いられるのは、 1)白血球数増加 2)CRP上昇 3)赤血球沈降速度(赤沈)亢進 白血球数の上昇は数時間以内に起こり、CRPの増加は6~12時間後から始まり、さらに赤沈亢進には24~36時間を要する。感染症の早期診断時や炎症性疾患の活動性を把握する際には白血球数とCRPと血沈を組み合せて測定する。 なお、CRPは、体内で炎症性の刺激や細胞の破壊が起こると増加してくるタンパク質成分であり、一般的な基準値は0.3mg/dL以下。炎症以外で上昇することはなく、炎症の程度を反映する。
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