白血球(はっけっきゅう)
白血球は免疫機能に関与し、生体防御機構の要として働く細胞。
傾向と対策
白血球の①働きと、②基準値と異常値(高値と低値それぞれの特徴)をおさらいしておこう。
よくわかる解説
白血球の働き
白血球は免疫機能に関与し、生体防御機構の要として働く血液中の細胞。
白血球の一種である好中球やマクロファージは、身体に侵入してきた細菌や異物などを取り込んで消化する働きがあり、これを貪食作用と呼ぶ。この貪食作用によって体内に進入した細菌や異物の無毒化、腫瘍細胞等の排除を行う。
基準値と異常値
基準値は3,100-8,400/μL。
白血球数が高い時は急性炎症、低い時は抵抗力が低下し易感染状態に陥る。
1)急性炎症
炎症性疾患の際には、白血球数は2~3万/μLにまで増加することがある。
2)易感染状態
白血球数の減少は抵抗力の低下と感染症罹患に繋がりやすく、白血球が1,000/㎕以下になった場合にクリーンルーム入室の目安(又は、好中球数500/μl以下)となる。
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