白血病(はっけつびょう)

白血病は、造血細胞が腫瘍化して骨髄で異常に増殖することで発症する、血液の癌と呼ばれる病気。

傾向と対策

白血病における骨髄移植の際、患者やドナーへの治療の説明のポイントを過去問と併せておさえておこう!

よくわかる解説

白血病

白血病は、骨髄の中で白血病細胞が異常増殖するため、正常な血球が減少する病気で、治療は、骨髄移植によるの移植療法や抗癌剤などを用いた化学療法などがある。

白血球が減ることで易感染症(発熱)、赤血球が減少することで貧血(倦怠感、動悸、めまい)、血小板が減少することで易出血症状などの症状がみられる。

急性骨髄白血病では、末梢血に芽球と成熟好中球のみが発現し、中間の成熟段階にある細胞が見られない「白血病裂孔」という所見を認める。


治療の説明のポイント①

骨髄採取は全身麻酔下によって腸骨から行われる。採取時の痛みはないが、麻酔覚醒後に腰部に痛みを伴う。
移植後の移植片対宿主病GVHD〉を予防するため、患者は免疫抑制薬を内服する。


治療の説明のポイント②

抗癌剤を用いた寛解導入療法では、大量の白血病細胞が急速に破壊されるため、腫瘍細胞の中の核酸が放出されて高尿酸血症などを来す腫瘍崩壊症候群が起こる。急性腎不全を合併する可能性があるため、予防のため維持液の持続点滴が行われる。

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