第111回看護師国家試験 午前29

1→環状紅斑は、リウマチ性多発筋炎や全身性エリテマトーデスなどの他の自己免疫性疾患に関連することがありますが、皮膚筋炎の主な症状ではありません。

2→蝶形紅斑は全身性エリテマトーデス（SLE）の特徴的な症状で、鼻と両頬に蝶のような形をした紅斑が現れます。皮膚筋炎とは関連がありません。

3→ディスコイド疹も全身性エリテマトーデスの一症状で、銀色の鱗屑を伴う丸い発疹として現れます。これも皮膚筋炎の症状ではありません。

4→皮膚筋炎は筋肉の弱さと皮膚の変化を伴う疾患で、特定の皮膚症状がこれに関連しています。
ヘリオトロープ疹は、皮膚筋炎の特徴的な皮膚症状で、特に上眼瞼に紫色の発疹が現れることを指します。これが皮膚筋炎の代表的な皮膚症状となります。