全身性エリテマトーデス(ぜんしんせいえりてまとーです)

SLEは20〜30歳代の女性に多くみられる膠原病の一種で、蝶形紅斑、ループス腎炎、レイノー症状などがある。

傾向と対策

SLEの①主症状②治療法③治療薬の副作用は把握しておこう。

よくわかる解説

全身性エリテマトーデス(SLE)は20〜30歳代の女性に好発する膠原病の一種である。
主症状にはレイノー症状、発熱や倦怠感、体重減少、光線過敏症、蝶形紅斑ループス腎炎などがある。ループス腎炎は、腎不全へと進行すると予後が悪い。
ステロイドが重要な基本薬となり、副作用として精神症状もあるが、副作用が出た場合でも即中止ではなくそれに対する対処を考えることが必要となる。
治療には大量のステロイドを短期間に投与するステロイドパルス療法が選択される。ステロイドを大量投与することにより易感染状態となるため、感染予防のためにマスク着用や手洗いが推奨される。
症状の1つに日光過敏症があり、できるだけ紫外線を避ける必要がある。また、ステロイド薬の副作用で易感染状態となるため、屋外での散歩は控える必要がある。
ステロイド薬による治療は根治療法ではないため、病状が改善しても抗核抗体は陽性のままである。

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