水溶性ビタミン(すいようせいびたみん)

水溶性ビタミンは、ビタミンのうち、水溶性のものを指す。

傾向と対策

ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンとがある。それぞれ①具体的なビタミン名を言えるようにしておこう。また、水溶性ビタミンが②体内に吸収され全身に運ばれる過程③代表的な欠乏症を把握しておこう。

よくわかる解説

具体的なビタミン名───水溶性ビタミン

ビタミンB群とビタミンCは水溶性である。

ビタミンB群にはビオチン、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、リボフラビン(ビタミンB2)、チアミン(ビタミンB1)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB12(コバラミン)がある。

水溶性ビタミンは、過剰な分は尿中へ排泄される。そのため、体内での蓄積量が少ないので欠乏しやすいという特徴がある。


具体的なビタミン名───脂溶性ビタミン

ビタミンDビタミンEビタミンAビタミンKは脂溶性である。


体内に吸収され全身に運ばれる過程

水溶性ビタミンは、小腸粘膜の毛細血管から吸収され、肝臓を通って全身へと運ばれていく。

脂溶性ビタミンは脂肪と共に運ばれる。


水溶性ビタミンと欠乏症

1)ビタミンB1───脚気、ウェルニッケ脳症コルサコフ症候群
2)ビタミンB12───末梢神経障害貧血
3)ビタミンC───壊血病、点状出血
4)ナイアシン───ペラグラ
5)葉酸───末梢神経障害、妊婦では胎児の胎児神経管閉鎖障害のリスク

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