ビタミンK(びたみんけい)

ビタミンKとは、脂溶性ビタミンの一つ。血液の凝固や、組織の石灰化などに関わる。

傾向と対策

体内でどのように①作用するのかを押さえ②拮抗薬や制限すべき食材、③新生児に投与する意義についても知っておこう。

よくわかる解説

作用

ビタミンKとは、脂溶性ビタミンの一つである。主に血液の凝固作用や、骨・血管の組織の石灰化にも関与する。


拮抗薬

成人においては、抗凝固薬であるワーファリンに拮抗するため、ワーファリンを服用している患者においてはビタミンKの摂取制限が必要となる。
ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラ、青汁など)があり、摂取制限が必要である。


新生児に投与する意義

新生児においては(特に完全母乳育児の場合)、母乳中に含まれるビタミンKの含有量が少ないことから、新生児メレナなどの出血傾向が起こりやすいことがわかっている。このため出生後や新生児検診時など、定期的にビタミンK(K2シロップ)が処方される。

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