フロセミド（ふろせみど）

フロセミドとは、ヘンレループにおいて電解質の再吸収を阻害することで、強力な作用を示す利尿薬の一つである。

傾向と対策

フロセミドは臨床でも頻用される薬剤の一つです。①薬理機序、使用上の②看護・観察はテストでも問われやすいところですので、必ずおさえておきたいところです。

よくわかる解説

フロセミドとは利尿剤の一つで、ヘンレのループにおいてカリウムやナトリウムなどの電解質の再吸収を阻害し、それらの電解質とともに水分を体外へ排出することで強力に作用する最も強力な利尿薬である。

浮腫や高血圧症の治療の他、うっ血性心不全や降圧剤としても使用される。又、カリウム排出作用を利用し高カリウム血症にも用いられるので、副作用として、低カリウム血症や低ナトリウム血症の副作用がある。

使用中は脱水や低血圧の観察が必要。
ジギタリス製剤と併用する場合、低カリウム血症がジギタリス中毒を助長するため注意が必要。

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