高血圧症(こうけつあつしょう)

高血圧症とは、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態で、高血圧症の通院者率(人口千対)は、男女とも最も高い。

傾向と対策

高血圧と①関連の深い疾患についてまとめておこう!
また、日本における高血圧の②疫学的動向についても合わせて確認しておこう!

よくわかる解説

血圧は120/80以下が正常値とされている中、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態を高血圧であるとされる。
平成28年の国民生活基礎調査の結果、高血圧症通院者率は男性120.0、女性116.1(人口千対)で男女共に最も高い数値となっている。
高血圧動脈硬化を促進する危険因子として認識されている。ほかにも、高血圧が持続することで脳卒中心筋梗塞を引き起こすリスクとなるため注意が必要である。なお、眼底検査で観る眼底の血管は血管を直視できる唯一の部位で、動脈硬化の進行程度を知ることが出来る。

高血圧には生活習慣やストレスなどが要因となって発症する本態性高血圧と、腎臓の血流量やホルモンバランスなどが要因となって起こる二次性高血圧とがある。

食事や運動など生活習慣の見直しを行っても症状が良くならない場合、降圧剤の投与がなされる。頭痛や目眩などの症状がある人もいるが、多くの高血圧の人は無症状である。だが、脳卒中心筋梗塞などのほか、高血圧が持続すると心臓や腎臓の機能が徐々に低下し、不全症状を引き起こす引き金ともなるため、早期に治療しコントロールしておく必要がある

高血圧が誘引なる症状

動脈硬化血栓塞栓形成
脳卒中心筋梗塞
高血圧網膜
脳血管性認知症
・その他多数あります。


高血圧を発症する誘引

脱水症状により、高血圧の増悪や心不全が起こる事がある。
副腎皮質ステロイドの副作用に高血圧がある。
・その他多数あります。

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