高血圧（こうけつあつ）

血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗から決まり、安静時でも血圧が高い状態が継続していることを高血圧という。
高血圧となると、心負荷が増大し、徐々に心拍出量の低下（何らかの原因により末梢血管抵抗が高まり、左室はより高い圧で血液を送り出している。その結果血圧が上昇し、心筋の肥大が生じる。そのため収縮はできるが拡張しづらくなり、最終的には心拍出量が低下する）、心不全へと移行していく。また、脳卒中や心筋梗塞などの重篤な疾患が発症するリスクとなる。
副作用として高血圧をきたす薬剤には、アトロピンなどの抗コリン薬、プレドニゾロンなどのステロイド薬等、多数存在する。