傾向と対策
脳卒中の分類と、平成25年施行の改正医療法で、治療または予防に関する事業として医療計画に記載することになった疾患をおさらいしておこう!
よくわかる解説
脳卒中は、脳内の血管の病変によって脳の神経細胞が障害を受ける病気全般を呼ぶ総称で、「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」「一過性脳虚血発作」などに分類される。
分類
(脳梗塞)
脳の血管が詰まったり閉塞することで脳への血流量が減って、細胞が障害される疾患。
(脳出血やくも膜下出血)
脳の血管が破れて細胞が障害される疾患。
(一過性脳虚血発作)
脳梗塞のような症状が短時間で現れて消える、脳卒中の前触れ発作と言われる発作。
改正医療法で医療計画に記載
脳卒中は平成25年施行の改正医療法で、治療または予防に関する事業として新たに医療計画に記載された「5疾病5事業」のひとつである。脳卒中の他に、がん、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患がある。
ちなみに、5事業は、救急医療、災害医療、へき地の医療、周産期医療、小児医療(小児救急医療を含む)である。