眼底検査(がんていけんさ)

眼底検査とは、眼科で行われる検査の一つで、唯一直接的に血管を観察できるため、動脈硬化、高血圧、糖尿病性網膜症などの検査としても有用

傾向と対策

眼底検査の①適応②前処置についておさえておこう!

よくわかる解説

眼底検査とは、瞳孔の奥の眼底の血管、網膜視神経を調べる検査で、網膜剥離などの確定診断を行う。
目の病気以外にも、眼底の血管は身体の中で唯一直接的に血管を観察できる部位であるため、動脈硬化高血圧などの検査としても有用である。
特に糖尿病の合併症に糖尿病網膜症があり、進行度の診断に有効である。
眼底検査の前処置には散瞳薬を使用する為、視界が眩しくなったり(羞明)、目のかすみが出現し、その効果は、点眼後15~30分ほどで最も大きくなり、薬効は6時間ほど継続するため、散瞳薬使用後は自動車等乗り物の運転は数時間できないことを説明する必要がある。
アトロピンやミドリンP等の散瞳薬は、副作用で眼圧が上昇する為、緑内障の既往の有無を確認する。

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利