3→ジキタリスは、
細胞膜の
ナトリウムポンプを阻害し、細胞内の
カルシウムイオン濃度を増加させて
心筋の収縮力を増強する
強心薬である。
強心作用のほか、心拍減少作用、利尿作用などがある。
4→
抗血小板薬は、
血小板の粘着および凝集機能を阻害する薬物である。低用量の
アスピリンは、
狭心症、
心筋梗塞、
脳梗塞などにおける
血栓・
塞栓の形成抑制に用いられる。
5→
硝酸薬は、冠血管を拡張し、冠血流を増加させて酸素供給量を増加させる作用がある。様々な剤形があるが、
狭心症発作時には
硝酸薬の
舌下錠、スプレー剤を用いる。
硝酸薬の貼付剤、軟膏剤は
狭心症の発作予防薬として用いる。