2→
ビタミンB1が欠乏すると、乳酸やピルビン酸が蓄積されるため、
代謝性アシドーシスとなる。また、ビタミンB1は神経や心臓などを正常に機能させる作用があるので、ビタミンB1の欠乏によって知覚異常・
血圧低下・
心不全などを生じる。これを脚気という。さらに重症のビタミンB1の欠乏は中枢神経の障害も招き、見当職障害、歩行障害、記銘力低下などを生じる。これをウェルニッケ・
コルサコフ症候群という。
3→ビタミンC欠乏症は、壊血病となる。毛細血管が脆弱になり、全身の皮下や歯肉、関節内に出血が起こりやすくなる。
脚気は
ビタミンB1欠乏症である。
5→ビタミンEには過酸化を防止する作用があり、過酸化
脂質が
赤血球膜に増えるために
溶血性貧血などが起こる。
出血傾向は
ビタミンK欠乏症である。