Aちゃん(3歳0か月)は、午後から38.0℃の発熱があったが、食事は摂取でき活気があった。夜間になり、3回嘔吐したため救急外来を受診した。来院時、Aちゃんは傾眠傾向にあった。診察の結果、
髄膜炎が疑われ、
点滴静脈内注射を開始し
入院した。
入院時、Aちゃんは、体温38.5℃、
呼吸数30/分、心拍数120/分、
血圧102/60mmHgであった。
入院時のAちゃんへの対応で最も優先度が高いのはどれか。
1→38.5℃と発熱があり、
冷罨法も有効であるが、優先順位としては低い。
2→嘔吐が見られている場合、
仰臥位では
誤嚥してしまうリスクがあるため、
側臥位を保つほうがよい。
3→
髄膜炎では、
意識障害、
けいれんなどが特徴的に現われるため、意識レベルは最も優先すべき観察である。
4→
大泉門は、1歳半で閉鎖するので、観察する必要性はない。