髄膜炎(ずいまくえん)

髄膜炎は、血液中の細菌やウイルスが髄膜腔に入り込むことによって起こる疾患。

傾向と対策

髄膜炎の①原因、特徴的な②症状、ワクチン接種など③予防策について、それぞれ覚えよう!

よくわかる解説

原因

細菌髄膜炎は、血液中の細菌が髄膜腔に入り込むことによって起こるもので、現在はHibワクチンのおかげで激減している。
髄膜炎菌は免疫力が低下していなくても感染し、髄膜炎を起こす。
・その他、術後感染など他種多様な髄膜炎がある。


症状

髄膜炎の症状は、高熱や痙攣、嘔吐、意識障害や頸部硬直、プルジンスキー徴候、ケルニッヒ徴候など髄膜刺激症状が出現する。
乳児期髄膜炎においては大泉門の膨隆が観察される。大泉門は1歳半で閉鎖するため、1歳半以降はみられなくなる。
髄膜炎の確定診断のため腰椎穿刺を行う。


予防策

乳児の髄膜炎などを抑制するため定期接種に導入されたのは、Hibワクチン(インフルエンザ菌b型)は定期接種ワクチンである。細菌髄膜炎の60%を占めており、年間1,000人程の罹患者がいる。


看護時の注意事項

・開頭術後は皮膚の常在菌などが頭蓋内に入り込み、髄膜炎になる可能性がある為、頭痛や発熱、髄膜刺激症状意識障害などに注意して看護を行う。

・看護の際には、意識レベルの観察が優先度が高い項目の一つとなり、頭痛や発熱、髄膜刺激症状意識障害などに注意して看護を行う。

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