大泉門(だいせんもん)

大泉門とは、新生児・乳児期において頭頂骨と前頭骨が合わさる場所に位置するくぼみのことで、1歳半前後で閉鎖する。

傾向と対策

大泉門の閉鎖時期に関する問題が過去に出題されているので、必ず覚えておこう!正常、異常を判別し、②大泉門膨隆時どのような疾患が考えられるかも知っておこう。

よくわかる解説

大泉門とは、頭頂骨と前頭骨が合わさる場所に位置する、菱型をしたくぼみのことである。
新生児では通常大泉門が柔らかく開いており、生後9~10か月頃にかけて一度大きくなった後、1歳半~2歳頃にかけて閉鎖する。
大泉門の膨隆は脳圧の亢進を示しており、硬膜下血腫などの出血性病変や髄膜炎、脳浮腫などの際に認められる。
閉鎖するまでの大泉門は通常平坦であるが、頭蓋内圧や体液バランスを反映して膨隆したり陥没することから、新生児・乳児期においては児のフィジカルアセスメント上重要な項目の一つであると言える。

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利