硬膜下血腫(こうまくかけっしゅ)

硬膜下血腫は、硬膜の内側で出血が起こる病態。

傾向と対策

硬膜下血腫の急性症状慢性症状をおさえておこう!
また、過去には画像問題が出題されているため、頭部CT画像も確認しておこう!

よくわかる解説

硬膜下血腫

硬膜下血腫は、頭蓋骨のすぐ内側の硬膜と脳表面の間に発生する出血のことで、硬膜下に出血した血液がたまり、脳を圧迫して症状が生じる。頭蓋内圧亢進症状として頭痛や片麻痺迷走神経が刺激され徐脈、嘔吐、乳頭浮腫意識障害などなど、様々な症状が生じる。


急性症状

急性症状は、頭部打撲などの外傷を原因とすることが多い。次第に悪化し、昏睡レベルに達することもある為、意識障害に注意しなければならない。意識障害発現後は急激に悪化することが多く、早急な対応が必要である。


慢性症状

慢性の場合、ゆっくりと血腫がたまるため、症状がわかりにくい。高齢者に多く、数週間から数か月のち、頭痛やなんとなく活気がない、言葉が出にくい、失禁、歩行障害などがみられるが、認知症状が進んだと捉えられてしまうケースも少なくない。


そのほか

乳幼児の場合、大泉門の膨隆がみられる(頭蓋内圧亢進症状)。
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