冷罨法(れいあんぽう)

冷罨法(アイシング)とは、患部を局所的に冷やし、血管収縮作用により炎症や疼痛の軽減を図る治療方法のこと。

傾向と対策

温罨法と冷罨法は臨床でもよく使われる技術です。それぞれの①作用機序をきちんと理解し、②目的を理解しよう!

よくわかる解説

冷罨法とは、患部を局所的に冷やすことで血管が収縮し、炎症や疼痛の軽減を図る治療方法のことである。骨折や筋肉などの急性的な怪我などにおいては、冷罨法(アイシング)により患部の血管収縮を促し、血管外への血液とリンパ液の循環が抑えられ出血や組織液の移行(患部の腫脹)を改善する効果が期待されている。
それによって組織の代謝も減少し細胞の活動も抑制されるので、細菌の増殖を抑えることが出来る。つまり炎症を抑え、発熱の場合は、解熱目的に使える。

関節の痛みは、血管や腫脹など炎症があるときは冷罨法、そうでないときは温罨法で血液の流れを改善させると効果がある。
また通常の風邪などにおける頭痛の症状において、脳血管の拡張により引き起こされている頭痛は冷罨法により軽減することがわかっている。

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利