アルカリホスファターゼ(あるかりふぉすふぁたーぜ)
アルカリホスファターゼは、主に胆汁の流れが阻害されたときに血中に出てくる酵素。
傾向と対策
アルカリホスファターゼ(ALP)が①どんな時に高くなるのかと②黄疸との関係を覚えておこう。
よくわかる解説
ALP高値
アルカリホスファターゼ(ALP)は、リン酸化合物を分解する酵素で、肝臓や腎臓、腸粘膜、骨などで作られ、通常は肝臓で処理されて胆汁中に流れ出ます。
胆石や胆道炎、胆道がんなどで胆道がふさがれて胆汁の流れが悪くなったり(胆汁うっ滞)、肝臓の機能が低下すると、胆汁中のALPは逆流して血液中に流れ込む為、血中濃度が高くなる。(基準値は100~300IU/L程度)
黄疸との関係
アルカリホスファターゼ(ALP)は、胆汁うっ滞で大きく上昇しますが、急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変などではあまり大きな上昇はみられないため、黄疸の原因が肝臓にあるのか、胆道にあるのかを特定するのに有効である。
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