思春期(ししゅんき)
思春期とは、心身的に子供から大人へ変化する時期のこと。「自己同一性の確立」「心理的離乳」が特徴的に見られ自我を形成する時期で「第二次反抗期」とも呼ぶ。
傾向と対策
思春期における①ホルモンバランスの変化と、関連して起こる②身体的変化の特徴をあわせて覚えておこう。
また、思春期にみられる③心理的特徴についても確認しておこう!
また、思春期にみられる③心理的特徴についても確認しておこう!
よくわかる解説
エリクソンの発達段階として、「自我同一性の確立」対「自我同一性の拡散」として自分が何者なのかを考える時期の、思春期の特徴が挙げられている。
思春期に親への反抗や葛藤を通して、自我を確立し、親から精神的に自立することを心理的離乳と呼ぶ。よって、依存と独立のアンビバレント〈両価的〉な感情をもつ。
思春期に親への反抗や葛藤を通して、自我を確立し、親から精神的に自立することを心理的離乳と呼ぶ。よって、依存と独立のアンビバレント〈両価的〉な感情をもつ。
思春期は骨密度が最も高い時期であり、女子は体脂肪が著しく増加し、男子は声変わりが始まる。
第二次性徴や性的成熟の始まりには個人差はあるが、男子よりも女子の方が早く始まる。男子の精通は15歳で過半数に達し、女子の初経は12歳で過半数に達する。成長ホルモンが性腺に作用して第二次性徴が起こる。視床下部からの性腺刺激ホルモン放出因子が、脳下垂体前葉を刺激することで、下垂体前葉から卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)が分泌される。FSHとLHの2つを合わせて性腺刺激ホルモンという。性腺刺激ホルモンによって、性腺(卵巣・精巣)からアンドロゲン・プロゲステロン・エストロゲンが分泌され、第二次性徴が現れる。成長ホルモンは身長の伸びに関係している。
第二次性徴や性的成熟の始まりには個人差はあるが、男子よりも女子の方が早く始まる。男子の精通は15歳で過半数に達し、女子の初経は12歳で過半数に達する。成長ホルモンが性腺に作用して第二次性徴が起こる。視床下部からの性腺刺激ホルモン放出因子が、脳下垂体前葉を刺激することで、下垂体前葉から卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)が分泌される。FSHとLHの2つを合わせて性腺刺激ホルモンという。性腺刺激ホルモンによって、性腺(卵巣・精巣)からアンドロゲン・プロゲステロン・エストロゲンが分泌され、第二次性徴が現れる。成長ホルモンは身長の伸びに関係している。
女子では身長増加のピークの前に乳房の発育が終わる。乳房の発育は8~13歳から始まり、12~18歳頃に成人の大きさになる。身長増加のピークは12歳頃である。
思春期の時期は、親からの心理的独立の時期で、今まで絶対的な権威であった親に対して、批判的になり、反抗や反発が見られるようになる。これを第二反抗期といい、親から自立したい欲求が高まるため干渉を嫌うようになる。親や家族より友人との絆の形成が大きな位置を占めるようになるためである。
この時期に、親の理解不足や権威の押し付けがあると、それを干渉やプライバシーの侵害と感じ、親子関係が悪化する。
この時期に、親の理解不足や権威の押し付けがあると、それを干渉やプライバシーの侵害と感じ、親子関係が悪化する。
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