1→
肝性脳症とは、
肝硬変などの重度の肝疾患により
肝機能が低下をきたし、正常な
肝臓なら代謝されるはずの有害物質(アンモニアなど)が脳に達することによって生じる合併症である。
2→ペラグラとは、ニコチン酸欠乏症ニコチン酸(ナイアシンやビタミンB3とも言われる)のことで、ニコチン酸という物質の欠乏によって起こる病気のことです。ニコチン酸は炭水化物や脂肪の代謝に必要なビタミンであり、不足するとさまざまな症状が現れます。ニコチン酸が欠乏する原因は主に栄養不足です。不規則な食生活を送るアルコール
依存症の人に多く見られ、発赤、
水疱、かさぶた、褐色の色素沈着、発疹などが主な症状です。
3→
ウェルニッケ脳症は
ビタミンB1がアルコールの分解に使われることで欠乏して生じる。
アルコール離脱症状である
振戦せん妄にしばしば続発する。症状としては
意識障害、眼球運動障害、運動失調などがある。
4→
クロイツフェルト・ヤコブ病は、脳組織の海綿(スポンジ)状変性を特徴とする疾患であり、
牛海綿状脳症(
BSE、狂牛病)を発症した牛肉に含まれる異常
プリオン蛋白質を食べることで体内に蓄積され、発症するとされている。