肝性脳症(かんせいのうしょう)

肝性脳症とは、肝臓で代謝されるはずのアンモニアなどが代謝されずに脳に達することによって生じる合併症である。

傾向と対策

肝性脳症は、どんな振戦が起きるかをおさえておこう!

よくわかる解説

肝性脳症

肝性脳症とは、肝硬変などの重度の肝疾患により肝機能が低下をきたし、正常な肝臓なら代謝されるはずのアンモニアなどの有害物質が代謝されずに脳に達することによって生じる合併症である。
肝性脳症を発症すると、はばたき振戦、意識障害、異常行動などの神経症状が現れる。


羽ばたき振戦

羽ばたき振戦は、肝性脳症で見られる症状である。
手関節を背屈させたまま手指と上肢を伸展させ、保持するように指示すると、手関節や指がパタパタと揺れ動いてしまう症状である。
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