1→脳脊
髄液検査は
髄膜炎などの
炎症性疾患や
クモ膜下出血を疑う時に行う。髄液の外観は、正常では水様透明だが、
髄膜炎では混濁しており、
タンパク質の増加などが見られる。
2→
パニック障害は、パニック発作と呼ばれる動悸・発汗・ふるえ・窒息感・
胸痛・めまいなどを繰り返し、
予期不安が強いことが特徴である。PDSS(
パニック障害重症度評価尺度)などの心理検査が用いられる。
脳波は、脳
神経細胞の自発的電位変動を頭皮上から記録したものであり、
てんかんの診断・病型分類、
意識障害の評価、睡眠異常の診断、
脳死の判定などに用いられる。
3→特発性
てんかんでは脳波検査を行う。
頭部
MRIは、磁場の中に置かれた生体に対して電波を照射し、それによって得られる信号から、断層画像を得る技術である。
椎間板ヘルニアや脳
腫瘍、小梗塞などの診断に用いられる。
4→パーソナリティ障害は、
シュナイダーにより「その人格の異常性のために本人が悩むか、社会周囲者が悩む異常人格」と定義されている。診断には、面接や自記式の質問紙、心理検査の投影法などがある。
頭部CTは、被写体の周囲からX線の回転照射を行い、被写体を透過したX線量をコンピュータ処理することで断層画像を得る技術である。
脳内出血や
クモ膜下出血、外傷などの診断に用いられる。