Aさん(75歳、男性)は、
脳梗塞後遺症による右半身
不全麻痺がある。妻と2人で暮らしている。Aさんは要介護3で、
訪問介護と
通所介護のサービスを利用している。今回、Aさんは
誤嚥性肺炎で
入院し、退院後に
訪問看護が導入された。
訪問看護師と
介護支援専門員が連携して行う内容で優先度が高いのはどれか。
1→今回の
入院でさらなる
ADLの低下が生じれば検討する必要も出てくるが、現時点では優先度は低い。
住宅改修の際は、
訪問看護師、
介護支援専門員、
理学療法士などが連携して検討するのが望ましい。
2→妻の介護負担の把握は大切であるが、まずはAさんの状態やケアに関する検討の方が優先順位が高い。
3→
脳梗塞後遺症があり、
誤嚥や
肺炎の再発リスクは高い。
肺炎予防のケアは優先度が高い。
肺炎予防のケアとは、肺
副雑音の観察、たんの吸引や家族への指導、食事介助の様子や把握、問題点の抽出などがあげられ、
訪問看護と
介護支援専門員が連携して行う。
4→
訪問介護による生活援助内容の確認も必要ではあるが、現時点での優先順位は、
誤嚥や
肺炎の再発予防に関するケアの方が優先度が高い。