誤嚥性肺炎とは、
食道に入るべきものが誤って
気道に入ったことで発症する肺炎のこと。
飲み込むことをさす
嚥下という動作が障害されていたり、機能が低下していることで起こることが多い。
高齢者に多い印象があるが、小児や
筋ジストロフィー患者など、全年齢に発症する。
口腔内
細菌が肺に入ると
誤嚥性肺炎を引き起こすため、口腔内の清潔を保つことが大切である。
嚥下障害時のブラッシングでは、
誤嚥予防のため吸引しながら行うことが必要である。
誤嚥は繰り返されることが多く、予防策が大事である。食べ物や飲み物の形態を飲み込みやすいようにトロミをつけたり、潰したり、ゼリー状にしたりする。
食事を摂取する際の体勢も、下顎を挙上すると
誤嚥しやすい状態になるため、下顎を下げて頸部を軽く前屈した姿勢にする。
食後も、逆流を防ぐため、30分〜1時間程度は座位を保持する。