向精神薬(こうせいしんやく)

向精神薬とは、中枢神経に作用し精神機能に影響する薬物の総称である。

傾向と対策

向精神薬の①種類やそれぞれの②副作用を、整理しておこう!

よくわかる解説

向精神薬には、抗精神病薬抗うつ薬抗不安薬睡眠薬などがある。
主に精神科領域で使用される薬物であるが、抗不安薬睡眠薬は一般の診療科でも広く使用される。
向精神薬には、次のような様々な副作用(有害事象)がある。
抗精神病薬:口渇・めまい・眠気・起立性低血圧不整脈・便秘・排尿障害・耐糖能異常・性機能低下、パーキンソン症状、急性ジストニアアカシジア遅発性ジスキネジアなど
認知症薬:食欲不振などの消化器症状など
てんかん薬:歯肉増殖・催奇形など
抗うつ薬セロトニン症候群など
セロトニン症候群抗うつ薬の副作用で、脳内セロトニン濃度が高くなることによって起こる。症状には、発熱や下痢などの自律神経症状、振戦や硬直などの神経・筋肉症状、興奮や錯乱、昏睡などの精神症状がある。抗うつ薬であるSSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの服用時などで起こることが多い。

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