次の文を読み、〔午前問題97〕、〔午前問題98〕、〔午前問題99〕に答えよ。
48歳の男性。電気製品の販売員。労作時の息切れと易疲労感とを主訴に来院し、
拡張型心筋症と診断され入院となった。入院時の
脈拍112/分。
血圧98/82mmHg。起坐呼吸をしている。
〔午前問題98〕
心不全症状と
不整脈に対する
薬物療法で症状が改善したため退院となった。退院2週後、出勤途中に駅で突然意識を消失し、救急搬入された病院で
完全房室ブロック(Ⅲ度房室ブロック)による
アダムス・ストークス症候群と診断された。このときの
心電図はどれか。
2→図は心房性期外収縮の波形である。
3→PP間隔とRR間隔が等しく、PP周期の方がRR周期よりも短いため、Ⅲ度
房室ブロックであることがわかる。
4→図は
P波が確認できず、RR間隔も不規則であるため、
心房細動の波形である。